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【2016年1月21日(木曜日)「月火水木金土日」】

宙の学校校長、プラネタリウム・プランナーのかわいじゅんこです。

今日は、二十四節気の「大寒」ですね。一年のうちで一番寒いころということです。いかにも、最近の天気は日本全体が寒いですよね。
しかし、この辺りはあまり雪も降らずにお天気がいいので、寒さだけ我慢すれば素敵な星空に出会えます。

まず、今夜は月が冬のダイアモンドのちょうど真ん中あたりにいるんです。夜の9時頃に南の空をみあげてください。明るい月を中心にオリオン座のリゲルから時計回りに、おお犬座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランと結びます。

そして、満月を迎える24日(日)の早朝から、月火水木金土日という1週間の曜日の星がいっぺんに見られるのです!
【2016年1月21日(木曜日)「月火水木金土日」】_c0247314_9481189.jpg

まず、24日の朝は、5:45ころに西の低いところに月が、そしてそこからだんだん目を南から東に向けていきます。西と南の間に見える明るい星が木星、南の空の天と地の真ん中くらいにある赤い星が火星。この上の方にもオレンジの星がありますが、こちらはうしかい座の1等星のアルクtゥールスです。お間違えなく。
そして、南と東の間には、さそり座のアンタレスの近くに土星、その左下に明るく輝くのは明の明星、金星。そして、東の水平線近くに水星が見えるはず。はず、というのは、あまりにも高度が低いので、山や建物があると見られないかもしれないということです。
そして、日の出はその役時間後。
太陽が昇ると、その暖かさにチョット感動するかもしれません。
ありがたいお天道様。
この日から、新月の2月8日まで月の移動と共に、1週間の星を楽しめます。
28日の朝は、木星と月が近くに見えますよ。

最近の夕焼け、きれいですよね。
毎日色が違うし、雲のきれいだし。富士山はようやく雪を被ったみたいだし。
この夕暮れの時間もぜひ楽しんでください。
夕焼けが赤いのは、太陽の光が地球の大気を通るときに長い距離を通ると赤い光だけが私たちの目に届いて、赤く見えるというものです。丸いバウムクーヘンを思い描いてください。空洞の部分が私たちの地球とします。自分が立っているところから垂直方向と水平方向ではバウムクーヘンを通る距離が違いますよね。
7色の太陽の光が長い距離大気を通っている間に他の色は散乱してしまいますが、赤い光は届きます。
なので、夕焼けは赤く見るのです。
それでも、夕焼けは赤だけではなく、言葉では表しきれない色を見せてくれます。

■今週のかるた「ゆ」・・・夕焼けは、大気が織りなすベールです。

by sb-twilighttime | 2016-01-22 09:48 | じゅんこ先生の星空リビング  

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